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バポの話 ジャジャン編
2012/06/21(Thu)
☆プナプナ 103号 (2004/03/02発行)原文のまま

bapo3.jpg  おこしもの

先週、昼の稽古の合間に「甥っ子チャンにおこしもの作ってあげた話」で盛り上がった。
ひなまつりにふさわしいネタだ。
知らない人がいたので敢えて聞くけど、この「おこしもの」なるもの知ってる?
お雛様が近づくとスーパーでも売ってるよね。

初めてバポ宅を訪れた時、着いて早々「ジャジャン作り行くか?」と誘われた。
行った所は一週間後に迫った大きな祭りの準備中。
元気なおっちゃんおばちゃんをはじめ、娘、子供と村人総出の図だった。
日本だったら(平日に何故こう働き盛りの世代が一同に会せるのだろう?)という風景だ。
人々は農作業の区切りをつけて出てきているのだった。
神聖なる寺の祭り準備なので全員正装に近い。
ちゃんとサロンを巻き、ウエストにはサブ(帯)を巻いているし、中にはちゃんとクバヤを着ている人もいる。
ここで行われていた主たる作業がこの「ジャジャン作り」。

ジャジャンの色々(揚げてある)
bapo5.jpg bapo4.jpg

これ、何でできてると思う?そう米だ。おこしものと同じ。
食紅で色をつけるところも同じだ。
ジャジャンの作り方は①餅米を炊く。②炊けた米をつぶしながら食紅を混ぜて練る。③耳たぶくらいの硬さになったところで小分けにし、ひも状にのばしたものを成形してナシブンクスの紙の上に貼り付けていったり、下の写真のようにそのまま型に貼り付けたりする。④成形されたものを油で揚げてできあがり。(何でも揚げる人達だ)
おこしものやそれに似たしんこ細工では蒸すけど、それは日本だからだろう。
熱帯のバリでは揚げなきゃ日持ちしない。                            
 
簡単そうに見えるけどなかなか技術がいる。
こういうことを日常的にやっているバリ人は器用なの当たり前だなあと思わされる。

実は④で「できあがり」と書いたけど本当は続きがある。
このできあがったものは単なるパーツで、この後骨組みだけの大きな傘に糸と針で取り付けていくのだ。
揚げたてのパーツは時が経って傘に取り付けるころには結構乾燥しているので、モノによっては取り付け中にパーツの中のまたパーツがはがれてボタボタ落ちたりし、そのたびに
(あ、今落ちてるの、私が作ったシロモノでは・・・)と周囲の目が気になったりした。

気がつけばこの作業場、自然物じゃないものはほとんど見当たらない。
突き当たりのコーナーは井戸と土作りの釜。
直径1mはあろうかという鍋がかかり、燃料の竹がごうごうと燃え盛っている。
傘の骨組みも竹。地面はもちろん土で少し前に降った突然の雨でぐちゃぐちゃ。
私たちはコンクリートのたたきにござを敷いて。
周りは炊いた米を使っているのですごいハエだ。
犬がうろつき、ひなどりが逃げ惑い、米を炊くにおいと何かわけのわからないにおいが混じりあい、脇では別の男たちがバナナの葉で編んだかごにお供え用の生きたとりを入れて、二つ割にしたやしのみの棒にくくりつけている。

そんな中でコピ(コーヒー)が出された。
私は珍しく朝からおなかが要注意。少し怖かった。
だって遠くに見えるのは井戸。アクアのはずないもん。(アクアは飲料用に処理された水)
でも飲んだ。

治った。

不思議だった。
昼には順調におなかがすき、バポがご飯に誘ってくれた。
見ると絶対手で食べるご飯。ジャジャン作りで汚れまくったこの手で食すのかと一瞬思ったけど、思えばずっと米をさわってた訳で別にどってことないではないか。
バポに「食べろ」と命令された、どう見てもかわいた犬のフンにしか見えない魚のレバーも含めておいしくいただいた。

bapo6.jpg
バロンの木型に直接貼り付けてる      
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