どうぞそのまま

世のため人のためにならないページ

「踊る大世界」本番

心配していたP実ちゃんが向うから歩いてきた時、マジで全くわからなかった。
こういう時最悪の事態を想定しているので、まさか朝から来てくれるとは思ってなかったんだよね。
昨日より良くなっているようで少し安心した。何よりもインフルエンザでなかったのが不幸中の幸い。
顔には出さないけど、無理して来たに決まっている。今日一日何とか持ちこたえられますように。
プナリは全員揃った。本当によかった。

しかーし!案の定、土壇場で回避不可能に近いトラブル発生。
だいたい何か起きるものです。はい。
でも、早々とメイクが終わったキッズママのおかげで綱渡り成功。
ゲネに間に合った。ホッ。
こういうトラブルを回避するために念を入れて細かい連絡をする必要があるのかもしれないけど
相手は大人だからと、ワタシあまりこまめにしないんだよね。と、いうか段々しなくなった。
…した方がいいのかもね。
トラブル発生者の精神状況を考えると、影響ないわけがないし、私も周りも振り回されるし。
何か手をうつべき。なのかな。

小返しやあかり合わせをしながらみんなはメイクや着付けをする。
一切面倒見なくてもすむようになって、ありがたい事です。
ルバノ隊はギリギリまで練習して最後まで精度を高める努力をしている。さすがです。
そうこうするうちにゲンジェッ隊のメンバーが三々五々集まり、ムード高まってきたヨー!
昨日ゲンジェッ隊は参加できなかったからちょい不安だけど、バリ人だもん。100%大丈夫。

30分遅れでゲネプロ開始。
本番日に初めて出演者が全員揃った。
そして初めて実寸で動けるのはいいのだが、数回の小返しでは限界がある。
本当に最後まで時間が足りないストレスにさらされ続けた。
そんなときの癒しはキッズや楽屋のおバカな話。
こういうのがS/Mのいいところだよね。

もうちょっとで本番て時にPゆきちゃん颯爽と登場。グッドタイミングでんがな。
これで100人力。
そして、本番。
私は今回大明神みたいなもんなので、高みの場所でしかも御簾の向うへお隠れになっている事が多い。
御簾が開くのはほんの数回なので、ステージで何をやっているか全く分からない。
しかし、音の間や観客の反応でみんな小ネタを仕込み直したり、アドリブにおかずがついたり
セリフに熱が入ったりと、本番ならではのパフォーマンスをしているのが伝わってくる。
というか、本番を実に楽しんでいるのがわかる。

私はといえば、前あかりとの戦いだった。
目のスリットに差し込んでくるあかりで、前はほとんどみえないのだ。
思ったより見えないので顔の向きを微妙に下向きにしたりしてみたけど無駄な努力だった。
仮面ものをやる時は避けようがない事態なのでもう腹をくくるしかない。
ツラの方に出る時は一瞬床をわからないようにチラ見して
(よし、あそこまで出れるな)と目測する小技を習得したし、
ゲネで見えないことにはかなり慣れた気がする。

陵王を踊った方と報恩講の時に偶然同席してお話をうかがう機会があった。
本番1週間前は目隠しをして練習をすると言ってらした。
今回、それをやろうと実は心に決めていたのだが、1秒もできなかった。


御簾の向うで、あ、いつしか音にめちゃくちゃ信頼を寄せてる自分。
ハヘホやりたいな~私もとか、装置職人Pおみちゃんと終わったら飲みたいなーとか邪念があれこれ。
ガムランの音が心地よくて眠くなってくるし。
ボサンです。このTelek座。
しかしこの作品大好きです。すごい愛着を感じてます。

あ、終わっちゃいました。

さーあ飲むぞー!!
本当の宴は4時まで続くのであった。
これが本番と同じくらい楽しかったんだけど、一宿一飯のお客人がお二人おいでになるので引き上げる。
お布団準備してるとふすまがガラリとあいて、怜の彼女が顔を出したのでびつくり。
名古屋までわざわざ公演ふたりで観に来てくれたんだけどね。
「まだ、起きてたの?」
「ううん、うとうとしてて帰って来た音がしたから降りて来たの」
「とても良かったです~公演。ガムランってすごい速いんですね。ホントに感動しました」
ワタシ達口癖になってしまった
「ありがとー」(5場のセリフ)を連発。
え?Pちゃん、わざわざそれ言いに降りて来てくれたの?ええ子や~。

あと、どうやって寝たか覚えてない。


思いがけない方々が…

...続きを読む
スポンサーサイト



  1. 2011/02/12(土) 23:59:59|
  2. ダンス
  3. | コメント:0